Friday, March 10, 2006

[勝間通信] RDB-苔・シダ・菌糸

[農暦] 2月11日 [月齢] 9.61 宵月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 晴れ

切り通しの小さな崖の一部です。この土壁に苔・シダ・菌糸を見ることができます。

栗林でみつけた苔が見た目にも美しい。ハイゴケの一種らしい。そこで勝間の雑木林をちょっと歩いてみると、至るところ苔・シダ・菌糸の類が点在していました。これらの名は何というのだろうと調べ始めたら一筋縄ではいかない、奥が深かった。

調べはじめて驚かされたのは、苔・シダ・菌糸だけでも絶滅危惧種の多かったことです。苔など身の回りのごく日常の光景のひとつにも、絶滅危惧種があるやもしれないということでした。RDB(レッドデーターブック)というひとつのガイドラインに載らないものも多いという指摘もあります。隣の田んぼに産み落とされたカエルの卵はヤマアカガエルらしいのですが、RDBにリスとされているのもアカガエルの類だそうです。

苔・シダ・菌糸って「風の谷のナウシカ」にでてくる”腐海”を構成している重要な要素でした。"腐海"は汚染された水と空気を浄化する仕組みをもっていましたね。これからはもう少し注意をはらって観察してみることにします。

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