Monday, January 29, 2001

[勝間通信」 大雪になると・・・

 1月27日の予想できなかった大雪は、勝間一帯にも被害をもたらしました。まず、雨樋の多くが雪の重みで垂れ下がったり外れたり。暮れに直したばかりの箇所が見事に外れていました。ペンキ屋同様ここもいい加減な仕事だったことがわかりました。棟梁は、昔は自分で手を下したのでしょうが、年をとると口だけになってしまったのか、手伝いの恐らく「百の匠」だった老人をアゴで使っていました。やはりペンキ屋の仕事もそうでしたから、人件費削減がエンドユーザーにしわ寄せされてくるのでしょう。

そう考えると、建物を建てる際に建築家という専門家が設計監理をすることはいいことなのだ、と自分の仕事に納得したりします。(ただ最近の建築を見ると、デザインは建築家に・・・工事はお任せします、的なところが見受けられますが)

大雪は、勝間の風情を一変させます。眺めている分には幽谷な気分を味会わせてくれます。周囲の孟宗竹が雪の重さに枝垂れた姿を眺めながらお茶を一服、墨絵の世界ですね。

(写真上)サルスベリの枝を垂らしたベタ雪 1/27/01
(写真下)雪に覆われた勝間アトリエ 1/27/01



Monday, January 15, 2001

[勝間通信」 このところの寒波がおいしい干し柿を

 
昨秋、庭先の柿の木 こんなのがあと3本 実は小振りですが、味は本格的でした

 前の住み手が挿し木で育てた庭先に柿木が4本、まだ若いですがあります。柿木は日本の農村の原風景みたいなもの、柿の葉のまだらな赤と柿が熟れたときの赤は、都会育ちの私でも幼児記憶にしみこんでいます。
一昨年、干し柿に挑戦、結果はじゅくじゅくで固くならずなおかつカビが表面について口にできませんでした。 こりずに昨年も試みてみました。遅い冬に「だめか」と思っていたところ、寒波到来で一挙に実が締まりコテッとした口当たり、やりましたね。
雨樋の修理の下見にやってきた棟梁に勧めたところ、「いやいや・・・」、「おいしいですよ、ほら」と食べてみせると、「ほう、そうかい。そんじゃ一つ」「ほー、こりゃうまい」。

・「アジアから主食が消えていく」 / ちょっとお米の話

先日、NHKの「アジアから主食が消えていく」という番組を見ました。アジアの新興農業国が商品として米を作り始めたことにより、結果穀物不足に陥ってしまった、なぜか?というおはなしで、
解説者の熊本大学徳野貞雄氏曰く・・・

「稲作は地域の家族、文化、環境と一体。旧大陸の(中国等)と異なり新(インドネシア等)大陸の稲作は商品として、経済作物として進められた。インドの緑の革命、イリ米政策は失敗。これは工業製品としての米は自然の摂理を越えられなかったこと・・・」

「田圃は単に米だけ作っていたのではなくて、魚がおったり野菜ができたりトータルな食品を作っていた。工業製品としての米は米だけのことを考えるので、結果として魚や野菜がなくなってしまった。米だけの生産性を追ってもだめ・・・」

なんて話なんですが、私にはとても興味深かった。

・ WebPage顛末記

年賀状にWebPageのアドレスを入れた関係で、年末は夜なべでPageづくり、仕事の夜なべより厳しかったのでした。結果、最初の立ち上げは不十分な出来上がり、年明けからは日々補修に明け暮れる始末でした。立ち寄った方にはご迷惑かけました。
まだ手が着いていないのが、本業の建築関係、困ったものです。あとは中国語の書き手がなかなか見つからない。困ったものです。(できないものはやるな! )
ご意見をいただければ幸せです。重い、見にくい、文章がおかしい、何でも結構です。
投稿はもっとも期待しています。