Thursday, March 15, 2001

[勝間通信」 大風邪でダウン

  先々週、台湾に着いたときから気になっていたのがその気候。薄ら寒くて肌が刺されるような湿気。人曰く、台湾の年間を通じてもっとも最悪な時期、だったようです。おかげで行動は緩慢になるし、同行の小説家には「やる気を無くしていくのがよくわかった」といわれてしまいました。
 結局日本に戻ってみると、発熱・悪寒・疲労ともっとも最悪な組み合わせで床に伏せることになりました。別の人曰く、「日本が寒い時期にはもっと寒い場所へ、日本が暑いときはより暑いところへ旅するのが身体にはいい・・・」。有道理。

・突然の同窓会ー21世紀の「農」を目指して?

  風邪が治ったか!と思った日曜日、突然小学校時代の友人から電話が入りました。近くまで来ているので寄るというもの。上に掲載した写真は、そのとき撮影したものですが、男たち3人(私も入れると4人)に共通しているのは農耕。

 一人は本家本元の農業、入間でポインセチアの園芸栽培を生業としている。NHKに講師ででていたりします。他の一人は合衆国西海岸のサンディエゴでスーパーを何軒か開いているのですが、夢は自分の店先に自分で育てたオーガニック野菜を並べること。そのためにパロマ天文台に近い山間の土地25ヘクタールを購入したばかり。残りの一人は養老渓谷の民家を現代的に改築し、そこでの農耕生活を目指そうとしている大学の講師。

21世紀の農業を背負う男たち?になりえるか (3月10日撮影)
途中参入の農耕者の問題点は、「ところで誰が耕すの?」でしょう。「明日はやるぞ!のために前の晩はお酒が入って・・・」とは奥方の話。サンディエゴの場合は、さすがに広域ですから一人二人でというわけにはいきません、「ヒスパニックを何人か雇って・・・」で、夢の実現にはまだまだ先の話、というオチになりかねません。私とて同じようなもの、小型耕耘機を購入したものの、最後はやはり体力勝負と相成ります。

 我々の希望を語り合う脇で、となりのバッチャンは芽吹き始めた畦の雑草を軽快に刈り取っておりました。