Thursday, July 28, 2005

[農暦6月23日] 吸い取り紙

[農暦] 6月23日 [月齢] 21.6 弓張月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

台風の近づいた25日夜、アトリエの障子はご覧の通りしわしわに。台風に運ばれてきた湿気を吸い取ってくれていました。今朝はもうピンとしています。湿度調整装置です。

アトリエの空調は気候任せ、風任せ。古農家は自然の材料を使って造られていますから、材料自体が呼吸をしています。木材、い草、塗り壁の土、障子や襖の和紙・・・

Wednesday, July 27, 2005

[農暦6月22日] 青天白日

[農暦] 6月22日 [月齢] 20.6 宵月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

昨夜は台風直撃とは思えないほど外は穏やかでした。風なし、雨なし、猫も安眠。

朝方の勝間の上空、デジカメで捕らえた太陽。青天白日のさま。どこかの国の国旗のよう。我が国の国旗は真っ赤、夕日の色です。台湾の友人曰く、日本の国旗は鶏の卵だと。オイオイたのむぜ・・・

[農暦6月22日] 大暑と立秋

[農暦] 6月22日 [月齢] 21.0 宵月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

台風一過、関東各地は一斉に最高気温だそうです。勝間も外に出るとジリジリしました。しかし湿度は低い。日陰は秋が近いのかと思わせます。夕方の澄んだ空もそう感じさせます。今年の立秋は8月7日。そろそろ秋か・・・

そういえば昨年の今頃、7月20日の勝間通信、[農暦6月4日] 上総の牛久盆地が三十九度を記録・・・には、山を越えた牛久という盆地で40.2度と記録していました。

Tuesday, July 26, 2005

[農暦6月21日] 台風接近中

[農暦] 6月21日 [月齢] 19.6 宵月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 曇り

関東まっしぐらに台風接近中。正午過ぎの勝間、風なし雨なし。
夕方にかけて強風に注意、というので風鈴を取り外そうとすると・・・

Monday, July 25, 2005

[農暦6月20日] 玄米の籾拾い

[農暦] 6月20日 [月齢] 18.6 更待月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 曇り

梅雨は明けてもどんよりな勝間の天気です。昨日ここでは余震がありました。程度はごく普通といえばいいでしょうか。
夏も終わりに近づき、付近には大形の鳥たちをよく目にします。白鷺、青鷺は日に一度田んぼに餌探し、合鴨も十分な体格になっていました。

アトリエでは玄米が常食です。ただ玄米には籾のついたままもおおい。そこで新聞紙に広げて探し出し、一つ一つ脇に取りのぞきます。そのまま食べても別に何の問題もありませんが、籾が歯に当たる感触がよくない。籾なしの玄米は何度も何度も噛みしめることができます。

Saturday, July 23, 2005

[農暦6月17日] おっとっと・・・地震だ

[農暦] 6月17日 [月齢] 16.9 居待月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 晴れ

午後四時半過ぎ、付近を震源とした地震発生です。テレビ情報では東京や神奈川の方が揺れが大きかったといいます。勝間では大きなやや強い横揺れが繰り返し やってきた、という程度でした。アトリエは平屋の古農家、伝統的な和小屋の日本家屋、基礎は玉石でその上に柱が乗ったもの、ですからよく揺れます。揺れる おかげで地震の揺れが母屋に伝わりにくい、皆力が分散して逃げてしまいます。ほっと一息。でも余震が三度ばかりやってきました。

すぐにSkype経由でakiさんから連絡が入りました。有線、無線の電話が混んでいるとのこと。インターネットを使うSkypeの選択は正しかったよう です。「そちらはどうですか?」、大丈夫です。akiさんは八王子の住人、八王子は地盤がよいそうで、体感としてそれほどではなかったとか。

Friday, July 22, 2005

[農暦6月16日] 篭の中

[農暦] 6月16日 [月齢] 16.1 立待月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 晴れ

畑の脇の篭の中・・・

Thursday, July 21, 2005

[農暦6月16日] イーストウッドと中里介山

[農暦] 6月16日 [月齢] 14.7 十六夜月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 晴れ

あさっては大暑。月初めの絶望的な猛暑は一段落したのか、超高層とヒートアイランド問題を本にしたはずかと、作者のM氏に電話を入れてみます。アイデアマ ンでもある彼、あちらからこちらからと引っ張りだこで動きまわっていたところ、体調を崩してしまい、しばらくは休養とか。結局話は最近みたイーストウッド の「ミリオンダラーベィビー」と、私が読み始めた中里介山の「大菩薩峠」に終始してしまいました。

「ミリオンダラーベィビー」、いいそうです。映画の出来不出来というより、イーストウッドの映画だったと。「大菩薩峠」、当然のようにM氏は通じておりま す。彼の話では、これはユートピアを探し回る人たちの話だそうです。私はまだ話の途中までしか進んでいません。わくわくしてきました。

Wednesday, July 20, 2005

[農暦6月15日] 「文文日記 日々是好日 III」

[農暦] 6月15日 [月齢] 13.06 満月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 曇り

鈴木成文先生、別名ブンブン先生の名物名物Web日記2004年版が届きました。ありがとうございます。ようやく読み終えました。
本の帯には「デザインとは?住居とは?遊びとは?教育・社会・文化を斬る! 愉しくもまた忙しい365日」とあります。内容も全くその通りで、実に充実した日々を過ごされておいでのようです。

このシリーズ、神戸芸術工科大学の学長時代の「デザイン大学 学長日記」から六年、六冊目です。内容はもちろんのこと、続けることの大切さを教わります。私が勝間に移って丸六年、毎年の行いになんとばらつきのあることやら・・・

Tuesday, July 19, 2005

[農暦6月14日] 友人のblogを訪れる

[農暦] 6月14日 [月齢] 13.0 小望月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 薄曇り

いろいろな方のblogを訪れ、いろいろな話に目を通させてもらっています。Bloglinesで更新されたのを順次拝見しています。昨日のこと、そこを 立ち上げると、友人によく似たおじさんが登場したので驚いてしまいました。手には工具類、立派な体格、にこやかな顔つき。ただそれだけなんですが・・・

Monday, July 18, 2005

[農暦6月13日] 近頃やけに嬉しかったこと

[農暦] 6月13日 [月齢] 11.7 十三夜月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 晴れ

梅雨明けだそうです。何かすっきりしない梅雨明けです。しかしいかにも夏の終わりという趣、典型的な高温多湿、空気が重いのか何も物音が聞こえてきません。猫どもは涼しい場所を探し出し、のびきった格好で眠り込んでいます。

昨日早朝、隣の田んぼから甲高いエンジン音が。無線ヘリで稲に防虫剤を散布する日でした。東谷の棚田二枚分、ものの三分もしないで完了です。

やはり昨日のこと、ヤマトからお届け物が。しばらく味わえなかった秋田の里から恵みの水が届きました。嬉しいですね。このところビールかお湯割り焼酎かという日々でしたが、今晩は秋田の銘酒「飛良泉」でいきましょう。つき出しはやはり勝間のぬか漬けを。

Friday, July 15, 2005

[農暦6月10日] 近頃やけに面白いこと

[農暦] 6月10日 [月齢] 8.64 宵月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 曇り

このムシムシとした曇天の日々、昼を過ぎて畑の作業はできません。体が持たないのです。夕方の涼しくなったときを見計らうと今度は蚊に襲われます。早朝は一応デスクに向かっていますので、畑仕事は進みません。

ということで四六時中本を読んでいます。それも携帯電話でです。burikinekoの道具箱、「NOKIA9300で青空文庫」に紹介したようなくだり、「大菩薩峠」にハマっております。しばらく他のことはおろそかになりそうです。やばい!

Thursday, July 14, 2005

[農暦6月9日] 近頃やけに旨いもの

[農暦] 6月9日 [月齢] 7.97 九夜月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 曇り

近頃やけに旨いもの、それはぬか漬けです。我が家のぬか床は三十年来のものです。今は亡き母が鍛えてきたぬか床です。それに手を加えた先代のかみさん。こちらに移ってきてそのまま放置されていたものを、豊かな夏野菜の収穫にあわせて私が試してみました。

結果からいえば、ぬか床は活きていましたし、味も昔と変りはなさそうです。少しの炒りぬかと塩を加え、新鮮なアトリエの夏野菜を漬け込んだところ、うん、 実に旨い。しかしすごいことは、ぬか漬けという仕組み。使うのは米ぬかに塩、後は各家庭ごとに加える味付け、昆布や鰹節や諸々、その家ごとのぬか漬けの味 わい。それが三十年たっても使い続けられること、すごい知恵ですね。

Wednesday, July 13, 2005

[農暦6月8日] 新しい葉に変った竹林

[農暦] 6月8日 [月齢] 6.96 宵月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 曇り

春先にはどうなることやらと心配したアトリエ周辺の竹林、幹が黄色く変色、枯れてしまうのかとみていたところ、見事に葉をつけました。昨年以上に緑が濃い。竹の生態を十分理解していないので何ともいえませんが、先日来の気温上昇と十分な雨でしょうか。

その分、地中茎も元気、領域を広げつつあります。竹林周辺から新しく伸びてくるのは理解できますが、遠く離れた畑のど真ん中にズンズンと顔を出されてはたまりません。とりあえずモグラたたき状態で切り倒しています。今時の新しい竹はとても柔らかい、手でも倒せます。

Tuesday, July 12, 2005

[農暦6月7日] 簾のうちそと-弊害

[農暦] 6月7日 [月齢] 5.53 弓張月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 薄曇り

簾は弊害ももたらしました。この片田舎、携帯電話利用者には辛い。特に3Gという新しいサービス、何しろアンテナが少ないのです。室内の、台所など奥には いると電波が届かない。仕事のデスクでようやっと使える状態。ここに簾を取り付けたところ、見事に感度ががたっと落ちてしまいました。キャリアの名前はで てきますが、アンテナ感度は一つとしてなし。これは厳しい。

[写真:一番上の右側はバッテリーの状態、左側時刻表示の左が余白なのは電波を捉えていないからです]

[農暦6月7日] 簾のうちそと

[農暦] 6月7日 [月齢] 5.51 弓張月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 薄曇り

蒸し暑い、不愉快なほど蒸し暑く、縁側は一日開け放しています。ある程度の風が吹けばいい、それも期待できなければ早朝に目が覚めます。不用心は縁側の端から端まで簾を固定、出入りがしにくい工夫をしています。

この七間にも及ぶ簾、夏の陽射しも遮ってくれます。室内はほの薄暗く、簾越しの風景もいい頃加減の明るさになります。

Monday, July 11, 2005

[農暦6月6日] 部落猫来訪

[農暦] 6月6日 [月齢] 4.59 夕月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 晴れ

アトリエは棚田の一番上、集落からは切り離れています。最寄りの家でも百メートルはあります。それでもアトリエを訪れる部落の猫はいます。繰り返しやってきては、アトリエの猫に追い返されています。

今日も早々とやってきたようです。部屋の中から見慣れない鳴き声が聞こえるので出てみると、末っ子猫と入り口付近で押し問答をしていました。おいでおいでをしたのですが、とぼとぼと坂を下って部落に戻っていきました。

Friday, July 8, 2005

[農暦6月3日] 簾ごしの白鷺

[農暦] 6月3日 [月齢] 1.72 三日月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 曇り

アトリエでPCに向かっていると、目の片隅に白いものが動いたのを感じました。<鷺かな?>と思い、静かに立ち上がりデジカメを手にします。

縁側から田んぼを覗くといました。白鷺が田んぼで餌を探しているようでした。簾越しに倍率を上げて撮影します。ボケボケでしたが、首をすっと伸ばした姿です。

Thursday, July 7, 2005

[農暦6月2日] 夕立・雷・正露丸

[農暦] 6月2日 [月齢] 0.94 二日月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 曇り時々陣雨

先週初めから体調を崩してしまいました。原因はどうも食い物のようです。アトリエで採れた梅の実で作った殺菌作用の強い梅エキスを服用したのですが役に立ちませんでした。正露丸の登場で収まりました。生ものは注意して食卓にあげていますが、何なのでしょうか。

小さな畑ながら、野菜は休むことなく実を結んでいますので、余った収穫物をぬか漬けにしています。昼食の多くはパンですので、それに添える野菜サラダはアトリエの畑からのものです。

どちらも新鮮なものです。腹に悪いことないはずなのですが・・・高温多湿が影響しているのかなー・・・

[写真:昼食のピザトースト、アトリエ野菜のサラダに調整豆乳]

[追記:書き忘れました。今日は七夕です、新暦の。では旧暦でみてみるとどうでしょう。八月十一日です。もう梅雨も上がってさわやかな秋を迎える頃です。七夕の出会いを期待している人は旧暦で・・・]

Saturday, July 2, 2005

[農暦5月26日] 梅雨の合間

[農暦] 5月26日 [月齢] 25.4 二十六夜月 [潮汐] 若潮 [勝間の天気] 曇り

雨が降りそうで降らない梅雨の合間の勝間です。アトリエを取り巻く緑という緑は皆濃く深い緑です。稲も葉を伸ばしています。田んぼ際では、菖蒲が綺麗な様を見せていました。棚田の一番上です。いつも眺めているのはアトリエにいる人間だけです。

Friday, July 1, 2005

[農暦5月25日] blog「勝間通信」は二年目へ

[農暦] 5月25日 [月齢] 24.2 有明月 [潮汐] 長潮 [勝間の天気] 曇り

今日から七月に入りました。「勝間通信」をblogに移行して一年がたちました。blogをどう捉えたらいいのかも分からず、あれやこれや試しながらの一年でした。

内容はできるだけ即物的であるよう、できるだけ自分の言葉で書くよう心がけたつもりです。
また、東アジアでの体験と、自然と共に生きるために必要と考えた「旧暦」(農歴)を、生き物のバイオリズムに影響を及ぼす月齢を、そして天候を明記するこ とにしています。建築家である松村賢治さんが書かれた「旧暦と暮らす」 [スローライフの知恵暦](ビジネス社)がとても参考になっています。

「勝間通信」は、私としては作業日誌のつもりで書き始めました。blogの解析をしているわけでありませんので、どのような方々がどのくらいの数の人たち が「勝間通信」に訪れていただいているのかも分かりません。そんな「勝間通信」、訪れていただいた方々に感謝いたします。