Wednesday, May 31, 2006

[勝間通信] 同化・韓流そして廈門

[農暦] 5月5日 [月齢] 3.9 夕月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 晴れ

勝間の生活も七年にはいっています。今ではひたすらこの風景の中、この空気の中、この生活に同化し続けたい思いでいっぱいです。許されるなら・・・

昨夜、新宿大久保の韓国家庭料理屋で韓流会食会がもたれました。私は今では韓流をかなり理解しています。韓流の先輩キョンニと師匠のジュンサン兄お二人から十分に指導いただいた結果です。それでもお二人から見れば不十分の様子でした。

昨日の会食には、愛宕山の作家、”ふたまた君”も参加しました。この名前、彼の知人で先日亡くなられた久世光彦氏が命名したものです。実はこの会食会、私が中国廈門に来週から出稼ぎにでかけることになったことで、送迎を兼ねたものです。感謝です。

本来なら、勝間でおとなしく勝間の風景に同化していたいのですが、現金がなければ生き残ることの難しい現在の社会、同化実現のために出稼ぎを決めたものです。どのくらいの期間滞在するかは未定、プロジェクトの長さにもよるでしょうし、途中で肩を叩かれるかもしれませんし、政治状況が許さないこともあるやもしれません。台湾人・中国人以外、外国人はアメリカ人と日本人が一人というのも面白そうです。とりあえず飛び出してみることにします。

Tuesday, May 23, 2006

[勝間通信] blog用写真

[農暦] 4月26日 [月齢] 25.6 二十六夜月 [潮汐] 長潮 [勝間の天気] 小雨

五月がこのように厚い雲と強い風で終始してしまうと農作物にはきっと悪影響が出るでしょうね。すっきりした五月晴れが見たいものです。

先日のこと、「blogの更新は大変ではないのですか?時間かかりませんか?」とキョンニに問われました。私の答えは「デジカメで写真を撮るときに大筋決まってしまいます。ですから時間もかかりません」でした。デジカメといっても、私の場合は携帯電話についてくるデジカメです。携帯するのに問題もありません。いたく気楽に考えています。

問題はちょっと凝ったアングルとか被写体を選んだときです。この天気でアトリエの周囲を覆っている蜘蛛の巣に水滴がついていました。見た目になかなか印象的です。しかしいざ撮影となるとこれが難しい。何度も撮り直すことしばしばでした。焦点を合わせる、蜘蛛の糸と水滴をはっきりと映し出す、これができません。結果やはりうまくはとれませんでした。残念。

Monday, May 22, 2006

[勝間通信] 野菜の保存

[農暦] 4月25日 [月齢] 24.4 有明月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 薄曇り

夏の初め、蕗が至るところで見当たります。自生がおおく、土さえ肥えていれば出荷できますから、勝間の人たちは朝早くにでて、蕗を茎の根元から切り取り、その場で葉を落とし、長さをそろえて持ち帰っています。

週末、アトリエの畑の蕗を湯通しして保存しました。まだ食べ方は決めていません。農家の家々で保存方法はいろいろのようです。冷蔵庫に保存し、時々に取り出し油で軽く炒めて味付けする方。醤油できつく味を付け冷凍保存する、忘れた頃に思い出して食卓にだすという方。

蕗を刈り取っているとおまけが付いてきました。バッチャンからの贈り物です。小松菜のような若菜を一山。一緒に湯通しして長持ちさせました。これはおひたしやみそ汁の具となるでしょう。

Monday, May 15, 2006

[勝間通信] バッチャンの作品

[農暦] 4月18日 [月齢] 17.5 居待月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 曇り

庭先から声がかかりました。下の畑のバッチャンです。手に初物のキャベツを抱えていました。喜んでいただきます。惜しいことに先ほどスーパーで傷物キャベツを格安で購入したばかりでした。

アトリエの梅の木を見て、バッチャンが実の多さに驚いていました。昨年と一昨年、枝を落としたのが功を奏したようです。一方で、これだけの実がみな大きくなったら、今度は木が持たないともいわれました。アブラムシのつかないように手当をしなさいと諭されもしました。

Saturday, May 13, 2006

[勝間通信] 長靴もだらしなく

[農暦] 4月16日 [月齢] 15.4 十六夜月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 小雨

昨日の午後、隣の畑との境の雑草を刈り取りました。まだ若い稲や野菜の苗から虫を少しでも防ぐためです。こちら側に虫が付く何もないのですが、畑を生業とする方がお隣、手当をしなければなりません。それでも二週間ほど遅れての草刈です。草刈器を引き出します。

草刈器に混合油を満タンにすると、約1時間働いてくれます。たったの1時間、しかし、なまった体にはいささか厳しかったのです。この1時間で上がることにしました。だらしないですね。「晴耕雨読」は口先だけのことになりそうです。

縁側から上がって振り返ると、先ほど付き合ってくれた私の長靴が、やはりだらしない姿をしていました。ついついしんみりと眺めてしまいました。

Friday, May 12, 2006

[勝間通信] 夏の香り・オオダマ

[農暦] 4月15日 [月齢] 14.3 満月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 薄曇り

雨空か曇り空の続いたこの一週間、夜空の様子もわかりませんでした。気がつけば今日は満月です。

アトリエのある棚田の至る所にオオダマと呼ばれる真っ白な花が咲いています。隣のばっちゃんがこの時期、毎年咲かせています。出荷する様子もないので一度話を聞いたことがありました。ただただ綺麗だから、ということです。棚田の下にあるばっちゃんの家からはほとんど見ることはできません。畑の作業の際に目を楽しませてくれるものです。アトリエからは庭先に咲いているようなもの、うれしい光景になっています。

それにしてもばっちゃん、畑作業を楽しくするためだけに育てている、豊かな感性をお持ちですね。

Thursday, May 11, 2006

[勝間通信] 夏の香り・花菖蒲

[農暦] 4月14日 [月齢] 13.3 待宵月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 曇天

昨日紹介したのがジャーマンアイリス、これは西洋を代表する菖蒲、日本ではもちろん花菖蒲です。こどもの日に菖蒲の葉を風呂に入れて健康を願ったあの菖蒲ともちょっと違うらしい。私にはその違いがよくわかりませんが、アトリエの庭先には花菖蒲が咲き始めています。

五月晴れを期待して待っていた五月。しかしこのところ、そんな気候に巡り会っていません。寒冷前線や温暖前線が入れ替わり立ち替わり日本列島にやってきている。どうも昔と違う。気候の変動が目に見えて変わってきている。しかし農家はそんなことを口にして心配している余裕はありません。作物を作らなければいけないわけですから、与えられた条件の中で、最良の方法を探し続けるより他ないわけですから。川越の友人が語った話です。

Wednesday, May 10, 2006

[勝間通信] 夏の香り・ジャーマンアイリス

[農暦] 4月13日 [月齢] 12.3 十三夜月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 曇り

木々に劣らず花々も元気です。アトリエの入り際に咲く白のジャーマンアイリスです。六日撮影。

茶飲み友達の長野に住んでおいでの母方の伯父が亡くなられたと連絡がありました。九十歳を超えていらっしゃったそうです。満州で捕虜になった体験をお持ちとか。亡くなられる前、しきりに「日本に帰りたい、日本に帰りたい・・・」と口にしていたそうです。このような話を聞くのはとても痛いですね。

Tuesday, May 9, 2006

[勝間通信] 夏の香り-2

[農暦] 4月12日 [月齢] 11.5 宵月 [潮汐] 若潮 [勝間の天気] 曇り

栗林の風景、緑いっぱいです。風景にとけ込んでいきたい、素直な感情です。できれば最高なのですが、人間はそんな状態になれそうにありません。残念です。でも、少しでも近づければと願っています。五月、植物は活き活きとしてみえます。ということは木々は幸せなんでしょうね。

Sunday, May 7, 2006

[勝間通信] 夏の香り

[農暦] 4月10日 [月齢] 9.21 宵月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 曇り

アトリエの縁側からの眺めです。近景も中景も遠景も緑で埋まりました。

夏の香りが漂よう今日この頃です。

Saturday, May 6, 2006

[勝間の猫] 領域侵犯

[農暦] 4月9日 [月齢] 8.37 九夜月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 晴れ・風強し

昨日は確か立夏だったはずです。夏の始まりです。

韓流ビデオの見過ぎでしょうか、この連休なぜか体がだるい、伸び始めた雑草を刈り取らなければいけないのですが・・・

我がアトリエの領域に部落の猫がしばしば侵犯しにやってきます。人面猫と我々が呼んでいるこの猫、子供の頃はすごくかわいらしく、額の毛がちょうどおかっぱ頭のようで人気を博していたものです。

時がたち、成長した人面猫、とはいえ、近辺ではまだまだぺーぺーです、アトリエの猫を威嚇するため、猫外れの大声で泣きわめきます。アトリエ猫はそんなことに動じることなく、じっとみらみつけます。人面猫はもしかしたら遊んでほしいのかもしれませんが、部落中に響き渡るほどの大声です、何とか説得してお帰りいただいています。これで四日目です。いつまで続くのでしょうか。