Thursday, June 30, 2005

[農暦5月24日] 絵手紙・雨の日も美しい

[農暦] 5月24日 [新暦] 6月30日 [月齢] 23.2 有明月 [潮汐] 小潮 [天気] 小雨

明け方、家の周りをたたく雨の音で目が覚めます。大雨です。芝生に雨水が溜まっています。水が捌ける以上に降っていました。

昨日は畑に出ませんでしたので、早起きついでに上がってみます。キュウリが大豊作、食べきれないほどです。ミニトマトにナスにインゲン。今日の収穫です。

今月も絵手紙が届きました。季節の便りです。梅雨時に咲く花は、雨に降られても美しい、雨の滴が絵から感じとれました。外はすでに小雨になっています。

Wednesday, June 29, 2005

[農暦6月24日] 地産地消

[農暦] 6月24日 [月齢] 22.6 有明月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 薄曇り

確か去年の今頃にも使った言葉、地産地消。アトリエの畑の野菜は地産地消。その土地の空気を吸い、その土地の水を飲み、その土で育った産物を食する。人も 野菜も同じ成分で生きているということか。体や味覚にいちばん刺激のないことかもしれませんが、無理もない。遠い異国の味覚はたまに味わうのでいい。ロジ スティックに頼らないのがいい。

Monday, June 27, 2005

[農暦5月21日] 叱咤の便り

[農暦] 5月21日 [新暦] 6月27日 [月齢] 0.23 宵月 [潮汐] 中潮 [天気] 晴れ

朝から蒸し暑い。草いきれが盛夏の匂いを醸しています。初物キャベツも上がりました。

何十年来の知人から叱咤のメールが届きました。「・・・それにしても写真の畑は貧相としか言いようがありません。もう少し力を入れてください。・・・」。 耳が痛いのです。豆トラが故障で手で起こした畑です。精一杯なのです。しかし、スローな作業のおかげで土の粘度や虫の種類などを手で、目で、匂いで知るこ とができました。機械に頼らないと気分はいいものです。

Saturday, June 25, 2005

[農暦5月19日] 一回りすれば・・・

[農暦] 5月19日 [新暦] 6月25日 [月齢] 18.4 寝待月 [潮汐] 中潮 [天気] 晴れ

たった三坪ですが、そんな畑を見て回れば、小さな篭に、今日の食卓を賄うに十分な野菜を手にすることができます。
ミニトマト五つ、キュウリ二本、ブロッコリー三つ、なす一つ、ピーマン二つ、ちょっとひ弱ですがインゲンが三つ、そしてバジルの葉三枚。昼食のガーリック トーストとサラダに、夕食の野菜スープに使います。私たちがいつも吸っている空気と湧き水でできた季節の野菜です。地産地消を実現しやすい季節なのです。

Thursday, June 23, 2005

[農暦5月17日] 生育する夏野菜

[農暦] 5月17日 [新暦] 6月23日 [月齢] 16.7 立待月 [潮汐] 大潮 [天気] 曇り

午前中は日も差していました。畑の夏野菜は次々に実を結んでいます。みているだけで気持ちが和みます。ミニトマトの一つが真っ赤に色づいているのを見つけてもぎ取ります。口にすると甘い。柔らかくトマト独特の匂いがしました。

Wednesday, June 22, 2005

[農暦5月16日] 梅雨の勝間

[農暦] 5月16日 [新暦] 6月22日 [月齢] 15.7 十六月 [潮汐] 大潮 [天気] 曇り

梅雨にはふさわしくない強い雨が午前中に降りました。そのため青道と呼ばれる農業用水路に水が勢いよく入り込んでいます。アトリエ周辺の様子を見て回ります。隣の田んぼの畦を歩くとちょっと沈み込みます。ちょっと心配になりました。
この田んぼ脇の小さな溜め池では蓮が花を咲かせていました。雨が降り続いていました。

Tuesday, June 21, 2005

[農暦5月15日] 三つのニュース

[農暦] 5月15日 [新暦] 6月21日 [月齢] 14.3 満月 [潮汐] 大潮 [天気] 晴れ

夏至です。千葉市の昼時間は14.35時間、日の出が4時23分、日の入は18時58分です。畑にでて日の長さに感謝しています。作業がすすみます。今日の収穫はなすときゅうりに果肉にやわらかみのでてきた梅の実。梅酒と梅干に使います。キャベツはあと二三日でしょう。

今日の日本経済新聞から。三つのニュースが目を引きました。

・「環境考えれば人口減はよい」同友会代表幹事
・首都に生きる 「循環社会の英知 現代に」 ”江戸の環境”取り戻せ
・やさしい経済学ー21世紀と資本主義 「距離の暴虐」 国際日本文化研究センター 猪木武徳

上二つは循環型社会を実現するために考えなければならないことについて。やさしい経済学の話は私なりにグローバリゼーションを理解する内容を記述していました。

・「環境考えれば人口減はよい」は、経済関係者からでたことに興味を覚えました。限られた国土と資源の中で、出生率の減少を云々されている今、現実的な話でしょう。ただ、それが外国人労働者の制限に話が及ぶのはどうかと。

・首都に生きる 「循環社会の英知 現代に」 ”江戸の環境”取り戻せ、も実に現実的な取り組み。すべてを一つに、中央集権を目指した明治以降失った実に莫大な江戸時代の英知を、一つ一つ小さいことで再現しようという試みについて書かれています。

・やさしい経済学ー21世紀と資本主義 「距離の暴虐」は、グローバリゼーションの解説をしているのか、新しい方向を提案しているのか、私には理解できま せんでしたが、通信がいかに利便性を高めようが人と人の距離は厳然として残る、だからどうこうということのようです。グローバリゼーションとは言語・文 化・経済の同質化だが、フェースツーフェースが生む経済の最大のメリットを阻む最大の障害が距離だ、といっています。

地域・気候風土によってたつ言語・文化・経済が成り立ってこそ、新しいグローバリゼーションも成り立つ、と感じている私には反面教師の教えが含まれているとおもいました。

Monday, June 20, 2005

[農暦5月14日] 煙と猫は・・・

[農暦] 5月14日 [新暦] 6月20日 [月齢] 13.54 小望月 [潮汐] 大潮 [天気] 薄曇り

庭先のデッキテーブルで書き物をします。日よけのパラソルが開いています。ちょっとむしむしする気候です。見かけはいいものの、賢さに欠けるボボが突然このパラソルを駆け上ります。しばらく私を見下ろして、どう降りようか思案していました。

Friday, June 17, 2005

[農暦5月11日] 赤みを帯びたミニトマト

[農暦] 5月11日 [新暦] 6月17日 [月齢] 10.6 宵月 [潮汐] 若潮 [天気] 曇り

トマトもようやく赤みを帯びてきました。ピーマンとキュウリは次々と収穫が、なすも実をつけています。楽しみは増えていますが、雑草も負けじと背伸びして います。しかしすべての雑草を抜いてしまうわけではありません。野菜に日が射さなくならない程度ならそのままにしています。彼らも生きていこうとしている のですから。

Thursday, June 16, 2005

[農暦5月10日] 「赤いろうそくと人魚」

[農暦] 5月10日 [新暦] 6月16日 [月齢] 9.3 宵月 [潮汐] 長潮 [天気] 小雨

一年前の春、高校時代の友人との集まりのことです。この集まり、毎回テーマを出し合って話をします。このときは確か”いちばん影響を受けた本”というもの だったと思います。私が取り上げたのは小川未明という童話作家の「赤いろうそくと人魚」でした。”影響を受けた・・・”というより、記憶に残ってい る・・・といった方が正しいでしょうか。

小学生時代、かなり年上の姉からのお下がりとして手にしたものです。布貼りのしっかり製本された古めかしいものでしたが、挿絵に強く惹かれるものがありま した。白黒で、暗く、憂鬱でした。もしかしたら赤いろうそくは部分印刷で着色されていたかもしれません。すまいを勝間に移転する前までは、本棚から簡単に 探し出せたはずです。今は納屋の奥深く、積み上げられた段ボールのどこかに収まっているはずです・・・
「赤いろうそくと人魚」、これまで十年に一度くらいで再読してきました。なぜか読みたくなるのです。またぞろ目 を通したかったのですが、探し出せず、アマゾンで購入、今日届きました。ものの十分で読み終えることができます。しかしちょっと雰囲気が違う。もとは「赤 い蝋燭と人魚」だったし、本の最初に「現代かなづかい、現代送りがなを使用した」と断りがありました。挿絵も色つきです。それでも日本海側の気候風土が醸 し出す独特な雰囲気は味わえました。

友人が読破した本を送ってくれます。ちかごろ話題になったものなど多彩な内容です。私はそんな本たちに酔ってしまいそうです。子供の頃に深く刻まれた記憶をひもといては、酔いを覚ますことにしています。

[少年少女日本文学館14 「赤いろうそくと人魚」 著者:小川未明・坪田譲治・浜田広介 発行所:講談社]

Wednesday, June 15, 2005

[農暦5月9日] 酒がない!

[農暦] 5月9日 [新暦] 6月15日 [月齢] 7.73 九夜月 [潮汐] 小潮 [天気] 曇り

寝酒の白ワインが二口で瓶が空になってしまった!無い無い無い!酒がない!家じゅうを探し回ったところありました、土間の冷凍庫に。ZUBROWKAがあ りました。そうです、ポーランドのウオツカです。映画「灰とダイヤモンド」で主人公のマチェックが死んでいったゲリラの仲間を弔ってグラスに慰霊の炎を灯 した酒です。旨い!でもなぜ残っていたのだろう?

[農暦5月9日] 待ち人来たらず

[農暦] 5月9日 [新暦] 6月15日 [月齢] 8.65 九夜月 [潮汐] 小潮 [天気] 雨

勝間部落を貫くのはウグイスラインというゴルフ街道。山を越えるとそこはゴルフ銀座です。大先輩方、今日ゴルフコンペを開くとのこと、その帰りにアトリエを訪れるとの連絡がありました。毎年援農してくれている友人を呼んでもてなしの準備をすることにしました。

午前中、彼を駅に出迎えている間に電話があったようです。「アナタの隣に来ているが不在。非常に残念!」というメッセージが留守録に入っていました。コン ペ会場のゴルフ場に連絡を入れてみます。一同集合したものの、今日の雨の降り具合をみて中止したのだそうです。近くにまだおいでかと、あの手この手で連絡 を試みましたが徒労に終わりました。我々二人、連絡が入るやもしれないと碁を打ちながら待ってみました。結局援農の友人、最終の快速で戻っていきました。

Tuesday, June 14, 2005

[農暦5月8日] 夏の陽射しに感謝

[農暦] 5月8日 [新暦] 6月14日 [月齢] 7.61 宵月 [潮汐] 小潮 [天気] 曇り

夏野菜は順調に成長中です。遅れて植えたキュウリの苗など、今や夏野菜の中でもっとも実をつけているのです。
まもなく食卓にのりそうなのがキャベツ、かなり葉を巻き込んできています。夏の陽射しに感謝です。

Monday, June 13, 2005

[農暦5月7日] カラスなぜ鳴く!

[農暦] 5月7日 [新暦] 6月13日 [月齢] 6.43 弓張月 [潮汐] 小潮 [天気] 晴れ

朝早くから外は騒がしい。カラスが鳴きわめいています。一羽二羽ではなさそうです。棚田を囲む杉や雑木のてっぺんをしげく行き来しています。枝を激しくく ちばしで突っつき、大声を出しています。飛び上っては何羽かつるんで上空を回っています。繁殖期なのでしょうか。領域を争っているのでしょうか。この騒 動、夕方まで続いたのです。カラスなぜ鳴く!

Sunday, June 12, 2005

[農暦5月6日] 雨水の仕舞い

[農暦] 5月6日 [新暦] 6月12日 [月齢] 5.54 夕月 [潮汐] 中潮 [天気] 曇り

入梅といわれた翌日の今日、雨模様にはなりませんでした。早速庭の芝刈り、そして縁側にかかる下屋の雨樋の雨水処理をします。四十年前の農家です。雨水を受ける溜枡があるわけではありません。おかげで庭が溜まり場に。地盤が僅かですが沈んでしまいました。

数年前にフレキシブルパイプを雨樋に差し込み、田んぼとの境の溝に流し込んでいました。雑草を刈り取る際、草刈機でこのパイプを傷つけてしまい、雨水が庭 先に流れ込んでいます。新しいパイプに交換しました。見栄えは悪いのですが、家が傾くのもよくありません。まあ家の奥に回りこまなければ見えませんので、 良しとします。

Friday, June 10, 2005

[農暦5月4日] しとしとと雨

[農暦] 5月4日 [新暦] 6月10日 [月齢] 3.28 夕月 [潮汐] 中潮 [天気] 雨

外は雨です。おかげで草刈ができません。何しろこの時期、一雨くれば二伸びほど雑草が背を伸ばします。たまったものではありません。しかし濃い緑はより鮮やかに、しとしとと降り続けるさまには風情があります。雨に風情とは東京在住時にはなかなか感じられませんでしたが。

風情といえば先日の江戸気分会食のこと。同行の友人曰く、「ド田舎から出てくるとあまりの違いにドキッとくるだろう・・・」。いやそんなことはありませ ん。六本木や汐止なら別でしょうが、人形町界隈のスケールはいい頃加減、冷たい表情なぞなく、勝間の風情と連続しているような気分です。むしろアトリエに 近い駅前周辺に違和感を持ってしまいます。

Wednesday, June 8, 2005

[Moblog_勝間通信] 江戸気分・水天宮

[水天宮の天気] 曇り

知りませんでした、水天宮界隈でこんなに江戸気分を味わえることができるとは。

今日は恒例になりつつある江戸気分の会食会でした。水天宮を起点に、浜町で蕎麦を食し、森下で桜鍋、北朝鮮戦のゴールを確認して戻る車中からの投稿です。ですので気分はとてもいいのです。

[追記:東アジアは停看聴に「気分は東アジアの旅」を投稿しました]

Tuesday, June 7, 2005

[農暦5月1日] 竹林から猫

[農暦] 5月1日 [新暦] 6月7日 [月齢] 0.45 新月 [潮汐] 大潮 [天気] 薄曇り

昨日は予報と違って昼間は快晴、下の畑にばっちゃんが出ていたので野菜の様子を聞いて見ます。ついでにセイタカアワダチソウの扱い方を聞きます。やはり根 元から引き抜くのが正解。で、南斜面の土手から延びているアワダチソウを抜き始めました。素直に抜けるのもあり、頑固に根を張っているのもありで両腕の指 先が脹れてしまいました。おかげで今日は体を動かすのはお休みです。

夕方、タバコを買いに部落の雑貨屋まで歩きました。戻る際、栗林裏の竹山から私を声高に呼び止める声がします。我が家のメス猫です。散歩ついでと思ってつれて帰ります。素直についてきました。

Monday, June 6, 2005

[農暦4月30日] 田園の快楽

[農暦] 4月30日 [新暦] 6月3日 [月齢] 29.0 晦日月 [潮汐] 大潮 [天気] 晴れ

田園で得られる快楽は、作品の良し悪しを感じたとき。ここでの作品は一年の歳月を要します。一度失敗すれば一年先まで修正はできません。四月に植えたきゅうりの苗は残念ながら形は様をなしたものの、中身は未成熟。失敗作です。

気温の上がった五月、槌は新しいきゅうりを受け入れてくれました。これからが楽しみです。

Sunday, June 5, 2005

[農暦4月29日] 夏野菜

[農暦] 4月29日 [新暦] 6月5日 [月齢] 28.2 暁月 [潮汐] 大潮 [天気] 晴れ

夜中にこの記事を書いています。今の天気を確認に外に出て夜空を見上げてみると星が見えました。月齢は29日になろうとしています。大潮ですから満潮です。この記事は文章を書いているときの月齢と潮汐と天気を表記しています。

昼、畑のきゅうりやさやえんどうの蔓が巻きつきやすいよう支柱を立てます。隣のばっちゃんの畑を見習います。ブロッコリーを切り取り初めてのピーマンひとつも手にしました。肉厚のある濃い味に違いありません。いよいよ夏野菜盛りの季節となります。

Friday, June 3, 2005

[農暦4月27日] たまの外食

[農暦] 4月27日 [新暦] 6月3日 [月齢] 25.9 有明月 [潮汐] 若潮 [天気] 曇り

ここ二日、東京に出かけていました。昨日は韓国料理を食べながら韓流を語る会食会。このところささやかな田舎料理をおいしく食していましたが、久しぶりに 韓国なべ料理を食してきました。カムジャタンというその店のお勧めメニュー、ウェッブで店の案内にスタッフからの一言として「特別製法で手間隙かけて煮込 んだ豚の背骨とジャガイモ、ナガネギだけを 使ったまろやかな秘伝のスープはカムジャタン特有の味を際立たせ、本物 のおいしさに出会えます」と記してありました。たまの外で食事もいいものでした。 [写真提供:JunJun]

Thursday, June 2, 2005

[農暦4月26日] 勝間猫素描

[農暦] 4月26日 [新暦] 6月2日 [月齢] 26.7 二十六夜月 [潮汐] 長潮 [天気] 曇り

一匹は屋根で休んでいました。土間の台所の窓から末っ子が顔を出して鳴き声をあげます。何事かと屋根の上から親猫が覗き込みます。養子の白黒が様子を見に窓際に上がってきました。 [写真撮影:5月12日]

[Moblog_勝間通信] 韓流会食

[新大久保の天気] 小雨

新大久保で韓流会食。久しぶりの松屋です。まだ韓流が流行りでない頃のこと、しげく通った韓国料理のお店です。綺麗に改装された店内が韓流が流行りなことを現していました。

そもそもは韓国ドラマ「砂時計」のあれこれを確認する会食会、食い物は写真のごとく鍋は底を見せてしまいました。カムジャタンの汁の雑炊、旨かったのです。

Wednesday, June 1, 2005

[Moblog_勝間通信] 駅の喫煙

[勝間の天気] 某駅:晴れ

久しぶりに大都会へ。駅で気がついてみると喫煙場所がホームの端に移動していました。当然なんですね、わたしも受動喫煙者への配慮は必要だと思います。喫 煙者はマナーにも気をつけたい。でなければ、家庭でも公共の場所でも喫煙はできなくなります。でも私は喫煙してしまいます。