Friday, July 30, 2004

[農暦6月14日] 嵐去って房総の空に夕焼け雲

夕方、近くのスーパーに出かける。店を出ると空一面桃色の夕焼けが。台風去って空気は秋の味。[blog勝間通信]をはじめてから、自分のおかれている風景に目がいくようになった・・・

[農暦6月14日] 青鷺の姿を捉えた

アトリエに隣接する田んぼに飛来してくる青鷺、ようやくカメラで捉えることができました。田んぼの脇にある小さな溜池で餌を探していた様子。いつもはツガイできていたのが、先月からつれあいの姿が見受けられません・・・
[追記] 八月二日、畑の草を刈っていると物の怪の気配、目を上げると隣の溜池につがいで餌を漁っていました

[農暦] 6月14日 [新暦] 7月30日 [月齢] 12.7 待宵月(小望月) (中潮) 

[農暦6月14日] 嵐去って房総の空に夕焼け雲

夕方、近くのスーパーに出かける。店を出ると空一面桃色の夕焼けが。台風去って空気は秋の味。[blog勝間通信]をはじめてから、自分のおかれている風景に目がいくようになった・・・ 

Thursday, July 29, 2004

[農暦6月13日] ・・・と思っていたら夕立が

台風10号の影響でしょう、夕方一転にわかにかき曇り、激しい雨が勝間の棚田に降りました。熱のこもった地面に吸い込まれ、きっと爽やかな風がアトリエに吹き込んでくることを期待しています。

[農暦6月13日] 夏の終わりに入道雲

あと十日もすれば立秋、ついに勝間でも入道雲が見られるようになりました。南南西の方角、おそらく東京湾上空に発生している雲でしょう。残念ながら手の届くような大きさにはなってくれません。

[農暦] 6月13日 [新暦] 7月29日 [月齢] 11.8 (十三夜月) (中潮) 

Tuesday, July 27, 2004

[農暦6月11日] いもむしと葬儀

勝間は今が夏の盛りの絶頂、生きとし生けるものたちが元気に動き回っています。毎年のように、酔芙蓉の葉は芋虫の好 物として食い荒らされます。それでもまもなく昼には白の、夕方には薄桃色の酔い姿をみせてくれるはずです。この芋虫も黒と黄色の縞模様に姿を変えていきま す。いろいろな生き物を目にすると元気付けられるものです。

[農暦] 6月11日 [新暦] 7月27日 [月齢] 9.7 (宵月) (長潮) 
先週、暑い盛りに部落の方が亡くなりました。83歳のおばあちゃんです。葬儀には呼ばれませんでした。一面識も ありませんし、部落の新参者が呼ばれることはほとんどありません。一度栗林のばっちゃんが亡くなられたとき、法要の席に着いたことがあります。ばっちゃ ん、栗林に生える蕗を取りにこいと、曲がった腰でアトリエまで声をかけに来てくれたものです。芋虫は一年ごとに姿を変えてきますが、人は半世紀かかりま す。

Monday, July 26, 2004

[農暦6月10日] 少ない雨が甘みをつくった

日が山の端にかかり始めると、爽やかな風が下の棚田から流れ込んできます。夕涼みに庭に出て一服していると、栗林の持ち主がビニール袋片手に上がってきま した。「一寸熟れ過ぎてるけど、冷やしてから洗って食ってみてよ」。袋の中身はネクタリン、山の一角に植えていたもの。いい匂いがあがってきます。皮は厚 かったものの、味は甘露、雨の少なかった今年の実物は期待できそうです。

[農暦] 6月10日 [新暦] 7月26日 [月齢] 8.7 (十日月) (小潮)

Sunday, July 25, 2004

[農暦6月9日] 有機は勇気がいります・・・

下の畑、隣のばっチャンが育てたキャベツが食べごろに。虫食いだらけです。農薬を使わない栽培は見てのとおり穴だらけの姿を見せています。千切りとって口 にすると柔らかく甘い。しかし有機野菜を口にするには勇気がいります。葉をはがしていくと虫が出てくることも珍しくありません。一度試してみることをお勧 めします。

[農暦] 6月9日 [新暦] 7月25日 [月齢] 上弦 7.7 (九夜月) (小潮)

Friday, July 23, 2004

[農暦6月7日] 「晴耕」で汗を流す

伸びきった庭先の雑草を刈り取りました。おかげで枯れ草の山が庭のあちこちに。毎年、お盆前には周辺の草刈を終えます。日が翳り始める夕方、部落からは草刈機の音が聞こえてきます。この時期を逃すと、雑草から種が落ちてしまい、翌年の作業に悪影響を及ぼすからです。

[農暦] 6月7日 [新暦] 7月23日 [月齢] 5.7 (夕張月) (中潮)

Thursday, July 22, 2004

[農暦6月6日] 「地産地消」って?

大暑(旧暦六月中気)のはずですが、昨日までの暑さのせいで気持ちよく過ごせています。

[農暦5月29日] 梅の味わいで「地産地消」という言葉を使いました。この四字、2001年「室内」5号百家争鳴の頁「竹大工の棟梁」 というエッセイのなかで書いたのがはじめでした。今では広い分野で用いられています。ただこの言葉、人によっては「くせー」と思われるかもしれません。とりあえず多くの人にこの四字を覚えていただければそれでいいかと思うのですが・・・

[農暦] 6月6日 [新暦] 7月22日 [月齢] 4.7 (夕月) (中潮)

 写真は家の近く、といっても車で5分かかるイーオン系スーパーの野菜売り場にかかっていたもの。他のコーナーにも産地表示はありますが、ここは生産者表 示。確かに美味しい、他の店でも生産者表示の野菜は美味しい。保冷庫に入れられず、流通に時間をかけたものとは違い新鮮で味が濃い。昭和40年代半ばま で、ごく当たり前だった野菜の味がここにはあります。ぜひ「地産地消」しましょう!

Wednesday, July 21, 2004

[農暦6月5日] 夏の桜

さるすべり、百日紅と書きます。敗戦の日を知っている人はこの花が嫌いだとよく聞きます。快晴の空の下、天皇の言葉に涙した目にこの百日紅の花の色が鮮やかだったとか。
勝間でも満開を迎えました。これからしばらく、庭先で百日間(は言い過ぎか)散ることなく咲き続けることでしょう。(だんだん汚らしい姿をさらすことになりますが)

[農暦] 6月5日 [新暦] 7月21日 [月齢] 3.7 (夕月) (中潮)

[農暦6月5日] 夏の桜

さるすべり、百日紅と書きます。敗戦の日を知っている人はこの花が嫌いだとよく聞きます。快晴の空の下、天皇の言葉に涙した目にこの百日紅の花の色が鮮やかだったとか。
勝間でも満開を迎えました。これからしばらく、庭先で百日間(は言い過ぎか)散ることなく咲き続けることでしょう。(だんだん汚らしい姿をさらすことになりますが)

[農暦] 6月5日 [新暦] 7月21日 [月齢] 3.7 (夕月) (中潮) 

Tuesday, July 20, 2004

[農暦6月4日] 昨日は土用の入り

勝間も土用の入りとともに温度が急上昇。とはいえ東京から訪れる人は「涼しいー」の一言。雑木に畑に田んぼと庭木、室内が畳に障子に土壁とくれば空気も気持ちよく流れてくれる。勝間部落沿いの県道でも稲穂が涼しげでした。

[農暦] 6月4日 [新暦] 7月20日 [月齢] 2.7 (夕月) (中潮)

[農暦6月4日] 上総の牛久盆地が三十九度を記録・・・

山を二つ越えた(といっても岡程度の山)牛久盆地が三十九度を記録したと正午のニュースで報道。しかし勝間アトリエは空調機を使っていません。猫同様日陰で涼めています。
[追記] 午後1時20分牛久は40.2度まで上がったそうです
[追記] 畏友秋山から連絡がはいりいました。「牛久は茨城だろう!」。上総にも牛久はあります。お見知りおきください。

Sunday, July 18, 2004

[農暦6月2日] 無線ヘリで農薬散布

昨日早朝、隣の田んぼがバタバタとにわかに騒がしくなりました。縁側から覗いてみると、無人小型ヘリコプターが農薬撒布を。今年の東谷の棚田に稲が植えられたのはわずかに二枚、残りの二枚は雑草、他は夏野菜や植木が植えられています。

勝間周辺にはまだまだ水田が多く残されています。四年前に軽飛行機で一帯を散布したのが最後、その後は無線ヘリ農薬の撒布を個人的に依頼しているようで す。農家が組織的に動くこともなくなってきました。時代ですね。(写真は三年前に撒布されたときのもの。アトリエの庭先から撮影)

[農暦] 6月2日 [新暦] 7月18日 [月齢] 0.7 晦日月 (大潮)

Saturday, July 17, 2004

[農暦6月1日] 秋田の恵の里

猛暑の鳥取に田んぼの稲を見せていただいたときのこと、稲穂がたらたらと汗をかいている風景がやけに印象的でした。水田地帯の真ん中に一軒の酒蔵が。ここ のお米をつかって地酒を作っています。ひんやりとした原酒蔵に入れていただき、お酒に舌鼓、旨い米と美味しい水、貴重な体験でした。

先日、秋田の会計おばさんから地元のお酒が届きました。さっぱりとした辛口の酒です。私はかなり気に入っています。鳥取も秋田も地理的状況が似ています。そんな二つの県はお酒が美味しい。いいですね、それだけで・・・

[農暦] 6月1日 [新暦] 7月17日 [月齢] 29.3 晦日月 (大潮)

Friday, July 16, 2004

庭先に一本の梅ノ木。手を加えないと、年によって実を結ばない。今年はどうにかこうにかの収穫でした。四年前に漬け込んだ梅干はまだ瓶に半分残っています。そこで梅酒と梅ジュースにすることに。
梅が信じられないくらい実をつけたのが四年前のこと。その後待てど暮らせど枝にはわずかな実が。花は咲けど実はみのらず。隣の畑のばっちゃんに言われまし た。「肥やしやんねーで実がつくはずねーだろ」。ごもっともです。「ちゃんと枝落としてやれ」、ともいわれました。その甲斐あってか、今年はそこそこので きです・・・

[農暦] 5月29日 [西暦] 7月16日 [月齢] 28.3 (大潮)

四年前、有り余る梅の実を前に、梅尽くしを試みました。「梅干」「梅エキス」「梅酒」「梅ジュース」「梅の漬物」。「梅エキス」は梅の果肉をただひたすら 煮詰める、何も加えず水気がなくなるまで弱火にかける。強い粘りが出るまで煮る。チョコレート色の粘液質の液体になればそれが梅エキス。お腹の具合が悪く なればこれをほんの少し口に含めばいい。海外に出かける際の常備薬として役立てている。

写真の梅干はその際につくった五年もの。天然塩のしょっぱさが消え、まろやかな塩味、これもなかなかのもの。特にだしなどは加えていない。庭先で摘んだしその葉を加えただけ。ほんのわずかですが自給自足、勝間の水と土と梅としその葉からできた地産地消の試みの産物です。

Thursday, July 15, 2004

[農暦5月28日] 蚊取りも手持ち無沙汰の梅雨明け

・・・梅雨が明けたそうです。実感はありません。もうとっくに終わっているのでは、というのが勝間での印象です。雑草も元気がありません。水が足りないのでしょう、成長が止まっています。隣の田んぼに引かれている湧き水も、今のところどうにかというところでしょうか。

蝉の声の弱よわしいのも心配なことです。半月前は夕方にカナカナが鳴いていましたが、今はそれもありません。千葉県は日本でも有数の農産物生産地帯です。美味しい夏野菜に影響がなければいいのですが。引っ張り出した蚊取りも寂しそうです・・・

[農暦] 5月28日 [新暦] 7月15日 [月齢] 27.3 (有明月) (中潮)