Saturday, December 31, 2005

[農暦12月1日] 勝間、ゆく年・・・

[農暦] 12月1日 [月齢] 0.26 新月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 快晴

西暦2005年最後の日です。特別なことといえば、今日一日アトリエ周辺の手入れをしたこと。一日炬燵で西目の酒を柚子味噌でのんびり過ごしたかったのですが、結局日が落ちるまで片付けに終始してしまいました。

納屋の屋根にたまった枯れ葉と枯れ枝を掻き落し、雑木林がまき散らした落ち葉を集めては畑に山積みにし、来る春の畑の肥やしのもとにします。勝間の空気、勝間の雑木、勝間の畑に感謝です。 

Friday, December 30, 2005

[農暦11月29日] アタッチメント・メガネ・・・

[農暦] 11月29日 [月齢] 28.1 暁月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 晴

komachiさんが中近用メガネのことを取り上げていました。私が係わっているので補足します。

老眼鏡と付き合った歴史も長くなり、そうすると、都度都度目の老化に合わせてメガネを作り直さなくてはなりません。面倒だし、なにしろお金がかかる。この間まで使っていた遠近両用、コーティングが剥げはじめ、みっともなくなりました。替えねばならぬと、偶然立ち寄った100円ショップ、ここにはいろいろなメガネグッズが取りそろえてありました。

写真に写っているのは、左が遠中用老眼鏡。そのフレームに取り付けてあるのは2倍レンズ、読書用です。そしていちばん右が2倍レンズ用ソフトケース。ここには映っていませんが、他に遠中用老眼鏡に取り付けるサングラス。どれも税込み105円。酒に酔って、不覚にも意識を失い、老眼鏡を取り落としても気軽に買い換えできます。

komachiさんが憤慨したのは価格でした。しかし、100円メガネはツルを開くと、キーっと音がします。

Thursday, December 29, 2005

[農暦11月28日] ミサゴを追う

[農暦] 11月28日 [月齢] 27.1 有明月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

葉山・御用邸前の海岸・散策の最中、探鳥がこのところのテーマになっているkomachiさんが、突然目を空に向けます。"ミサゴだ!”、"(魚を)見つけた!"、"(海に)飛び込んだ!”。まるで子供のようです。

ミサゴは失敗したようです。しばらく上空を滑空し、ホバリングし、流して飛んでいましたが、餌を口にすることはできなかったようです。私たちは、komachiさんの解説を受けながら、その様を追っている、写真はそんな姿です。同行したshinさんが、私の携帯電話、NokiaのN90で撮影しました。

この写真をshinさんに送ったところ、返事が来ました。

・・・じーじ(注:わたしのことです)の写真もいいねえ。私も写っている3人組
のも良い写真だったが、やはり最後の(わしがとった)岩の上の3人がいい。
少し決まり過ぎている感じだが、なんか、半世紀も前の絵にありそうな情景だ。
じっと眺めてしまった。・・・

ということで、shinさんの傑作をご紹介します。

[農暦11月29日] そこのけそこのけ白鷺が通る


[農暦] 11月29日 [月齢] 28.1 暁月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 晴

年内、アトリエ周辺の手入れの予定は、わずかですがずれ込みそうです。庭中に広がった枯れ葉、枯れ枝の山の一部が残ってしまいました。これは大晦日の仕事です。明日はお墓の掃除にでかけます。

昨日は買い出し、今年初めの大雪で壊れた雨樋の補修材料、年越しに備えた猫餌の補充、一年間洗車しなかったミニへ洗車セットをプレゼント。いろいろ買いそろえて帰路につきます。県道からアトリエの坂へ曲がろうとすると、白鷺が私を見ていました。ゆっくり車を近づけると、白鷺もゆっくり後ずさりします。また一寸近づくと、さっと後ろを向いて県道の方へ。危ない危ない、車は怖い・・・しかしなぜ人の歩くアスファルトの道に出てきたのでしょうか。(写真をクリックすると大きくなります)

[農暦11月18日] 雪です

[農暦] 11月18日 [新暦] 12月29日 [月齢] 17.4 居待月 [天気] 雪のち曇り

雪です。昼過ぎから雪になりました。ささやかでほんのひと時でしたが、雪が降りました。風景が白くなります。空気も白くなって見えます。空間みんな白で埋め尽くされました。

Wednesday, December 28, 2005

[農暦11月27日] 気持ちのいい場所

 [農暦] 11月27日 [月齢] 26.1 有明月 [潮汐] 若潮 [勝間の天気] 快晴・満天が星

komachiさんが事務所を移転しました。彼のblogでは、新しい事務所を"気持ちのいい場所"と分類していました。それではどれほど気持ちいいのか、見に行くことにしました。当然のようにただ見に行くだけの仲間ではありません。冬の、相模湾で揚がる、魚が目当てです。

昨日、相模湾一帯は、空気も海も山も信じられないほど透明で、これほど光が満ちた光景を久しく味わった覚えがありません。御用邸前の海岸からは、江ノ島がすぐ手の届く先に、その先には真鶴半島、箱根と丹沢の山並み、その向こうに富士山を望めました。

komachiさんの事務所の窓から相模湾を眺めれば、これは単に"気持ちのいい場所"を超越してしまう、何もせずにただただ暮れゆく風景を追いたくなってしまう。蕎麦も魚も旨かった、それ以上の気分が味わえた一日でした。

Tuesday, December 27, 2005

[農暦11月26日] 「マラネロにナイトクラブはない」

[農暦] 11月26日 [月齢] 25.1 二十六夜月 [潮汐] 長潮 [勝間の天気] 快晴

私は下世話な話が好きで、正統を自負する会社の人と仕事をしながら、そんな会話を持ちかけます。正統を自負する人は、口元を一寸ゆがめ、目の端からわたしを見つめます。どんな業界でも小話はよく口にするし耳にもしますし、仕事の駆け引きの材料が見え隠れしますから、ととも面白いのです。

モータースポーツのF1、この世界は魑魅魍魎といわれており、オフシーズンは特に下世話な話題が乱れ飛ぶのだそうです。話は今日の@nifty F1ニュース、「マラネロにナイトクラブはない」・・・

「マラネロにナイトクラブはない」と、フェラーリ社長

2007年にはフェラーリ・チームへ移籍か、とパドックで噂になっているキミ・ライコネン(26歳:フィンランド)について、ルカ・モンテツェモロ社長がきついジョークを投げ掛けている。

「ライコネンがフェラーリに来るんだって?

しかし悪いがマラネロには『ナイトクラブ』はないんだ。

それにトッド(監督)が、飲酒にはうるさいと思うがね……」

言うまでもなく、これはライコネンがしばしば酔いつぶれて暴れた、などという噂を皮肉ったものだ。

[単語の解説]:

話は、現フェラーリのドライバーのミハエル・シューマッハの契約が2006年いっぱいで切れることから起こった。今年のチャンピオンのフェルナンド・アロンソが、早々と2007年にキミ・ライコネンのいるマクラーレンに移籍すると発表、現マクラーレンのドライバーのキミ・ライコネンはフェラーリ移籍かと騒がれ・・・

・マラネロ フェラーリの本拠地

・ルカ・モンテツェモロ社長 フェラーリの社長

・トッド(監督) フェラーリF1の監督

・キミ・ライコネン 今年、最も速かったフィンランド人ドライバイー

Monday, December 26, 2005

[農暦11月25日] 正月準備

[農暦] 11月25日 [月齢] 24.7 有明月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 快晴

毎日が快晴、午前中雲が出かかりますが昼を過ぎると快晴。おかげで庭木と生け垣の手入れが進みます。肉体には厳しい時節となってしまいました。

聖夜も過ぎ、あと一週間、新年を迎えるのみ。正月の準備を始めます。鏡餅のお飾りと松飾りは裏山の竹まで手が回らず、市販品で誤魔化すことにします。

買い出しにでかけた旧街道際の神社では、すでに初詣の案内が始まっていました。

Saturday, December 24, 2005

[農暦11月23日] 絵手紙・聖夜

[農暦] 11月23日 [月齢] 22.1 弓張月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 快晴・オリオン座が東の空に

農本主義者の私としては、西暦の12月24日、聖夜はないのですが、台湾の友人にカードを送ったりしてしまいます。ようはいい加減なのです。ですから絵手紙をいただき、メリークリスマスと書かれていても、なんの問題もありません。

手紙と中国製の電気仕掛けのクリスマスツリーを並べて写真にしたりもします。開くと「聖夜」と「ジングルベル」がかわいらしく奏でられ、赤と青のイルミネーションが点滅します。物音一つしない勝間の真夜中に聴くのも一興なのです。

Thursday, December 22, 2005

[農暦11月21日] カボチャを食べて、ゆず湯に入り、無病息災を願う

[農暦] 11月21日 [月齢] 20.6 宵月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 一転にわかにかき曇り

今日は冬至、スーパーマーケットの新聞広告に、「本日22日は冬至です。カボチャを食べて、ゆず湯に入り、無病息災を願う」とキャッチフレーズがありました。忘れていました、今日は冬至なのです。その時期もっとも元気な食材を用いて、もっとも身体にいいことをする、昔から引き継がれたこと。間違いないはずです。私は受け継ぎたい。

と思っていたら、秋田県西目からその地の日本酒が届くという、なんというタイミングでしょう。今夜はカボチャを肴に西目の「飛良泉」を飲んで、ゆず湯に入ることにしました。

野菜の篭を探してみましたが、カボチャがありません。さて、出かけて手に入れることにしましょう。

[この三点セットを写真でご紹介しようとしましたが、カボチャがないので、後で追加することにします]
[15:59 写真を追加しました。福島産の美味しそうなカボチャとアトリエの柚子です。]  

Wednesday, December 21, 2005

[農暦11月20日] 縁側の午睡

[農暦] 11月20日 [月齢] 19.1 更待月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

昨日は風もなく気温も暖か、縁側で午睡をとる猫の姿もほほえましい。こちらも昼寝をしたくなりました。いや、そうやってはいられないのです。年内に樹木の手入れ、芝の手入れ、畑の手入れに裏山の竹を切り倒さなければなりません。

昼食を取り終えてボッとしていると、猫どもが落ち着かない、一点を注意深く眺めている。視線の先を追うと、なんと五匹の犬が隊をなして畑を横切っていきます。大きめな白い一匹が先導したり、最後尾で辺りの様子を見たり・・・。野犬かどうかも分かりませんでした。

午後に生け垣と灌木の手入れをします。下の畑から声がかかります。「きれいになったね、これで年を越せるね」。隣の畑のばっちゃんです。褒められるのはうれしいのですが、私には<ようやっと方ついたね>と聞こえてしまいます。まだまだなのです。 

Tuesday, December 20, 2005

[農暦11月19日] 十二社の四人

[農暦] 11月19日 [月齢] 18.1 寝待月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

東京都新宿区西新宿の一角、十二社(じゅうにそう)と呼ばれていた場所があります。江戸時代からの遊興の地。戦後は青線と呼ばれて、悪所だったところです。その名残の中に、今でも続いている小料理屋があります。ここもしもた屋、細い本当に細い坂道を上がったところ、いつもの四人が集まりました。

愛宕山の「ふたまたくん」、今はプーしている京ねーさん、ひたすら韓流を追い続けるジュンイチにいさん、それに私。今回の話題は、「大菩薩峠」が追い求めたものは何?「南総里見八犬伝」の伏姫と八房の関係は?中沢新一はいまだオームを総括できていない、ブリキ猫はこのところ酒に飲まれて記憶を失う・・・などなど。最近はこんな話すらする機会がありませんので、とても貴重なひとときでした。

[店の壁という壁は、縁起物の飾りで覆われています]

Monday, December 19, 2005

[農暦11月18日] 冬枯れ

[農暦] 11月18日 [月齢] 17.1 居待月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 快晴

しびれる寒さです。夜中に外には出れません。今の時間、裏庭の流しの蛇口にはつららがでています。当然水も出てきません。極端に寒いのです。夏と冬の差も極端、温暖化の裏返しが引き起こしているのでしょうか。

雑木は裸、葉は落ちました。剪定をした梅の枝も裸です。おかげで小鳥の姿がよく見えます。かなりの種類、やってきているようです。まだ正確に名前をいい当てられていません。komachiさんを見習わなければ。

Sunday, December 18, 2005

[農暦11月17日] 寝正月に読む本

[農暦] 11月17日 [月齢] 16.1 立待月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 快晴

今年も寝正月になりそうです。そこで寝ながら手にする本を探しました。除夜の鐘を聞くまでには、「大菩薩峠」を読み終えているはず。そこで選んだのが「南総里見八犬伝」、日本の伝奇小説の白眉といわれています。

しかし江戸時代に書かれたものだけに、原書では読解力が伴いません。そこで現代語訳、訳者は現代伝奇小説作家を代表する、かの白井喬二です。文庫本上下二冊、一千二百頁にもなります。それでも原書をかなり端折っているといいます。

興味は、里見家城主・義実の愛犬・八房と義実の娘・伏姫とはまぐわったのか、白井喬二はそこをどう訳しているのか、一寸知りたいのです・・・(失礼)

Friday, December 16, 2005

[農暦11月15日] 今時のアキバ、古い秋葉原

[農暦] 11月15日 [月齢] 14.1 満月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 快晴

新しいタウンといわれるアキバを覗いてきました。案内してくれたshinさん、この街は今、コスプレとアーミーに占拠されつつあるといいます。

確かに中央改札口をでてすぐの高層ビルには、窓ガラスを各種各様、色彩豊かなコスプレ衣装が飾られています。中年の外国人夫妻が、不思議そうにそんな風景を眺めていました。

賑やかな表通りを一歩入ります。昔から都度通った秋葉原ですが、気がつきませんでした、下町のしもた屋風情の飲み屋があります。コの字型のカウンターの中央、燗をつける什器がどんと構えています。客の顔つきに、コスプレもアーミーも感じられません。薄暗いなか、旨い酒の肴を食してきました。

Thursday, December 15, 2005

[農暦11月14日] 三億円事件の頃

[農暦] 11月14日 [月齢] 13.1 小望月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴
三億円事件の起きた1968年頃、やはり気になる時期だった。わたしの記憶にいろいろなことが残されています。たとえば

・1967年 ロックグループ・ドアーズの「ハートに火をつけろ」
・1968年 東映やくざ映画「緋牡丹博徒」
・1969年 森進一の「港町ブルース」
どれもなんか意味合いみたいなものを持ってた・・・

The Doorsの"Light My Fire"はLPの輸入盤を原宿キディーランドで購入、今でも所有している。焦点の合わない目をもったボーカル、ジム・モリスンの写真はしばらく私の本棚に飾られていた。彼と再び出会うのは映画「地獄の黙示録」のなかで。

東映やくざ映画は絶頂期を終えようとしていた。正調やくざ映画から、シャに構えた企画へと変りつつあった。そんなときに出会ったのが、「緋牡丹お竜」の藤純子。館内で映画を始めから終わりまで録音、仕事場にもちこみ、朝から晩まで聴きまくり、ひんしゅくを買っていた。渋谷の映画館で上映されていたときには、最終日の最終上映に合わせて出かけ、翌日の上映用ポスターに張り替えられるときを狙い、「緋牡丹お竜」をいただいてきた。これもいまだ手元にある。

森進一の「港町ブルース」で、なかにし礼の作詞の実力を知る。大学同期のシンさんと語り合ったものだ。

”背のびして見る 海峡を 今日も汽笛が 遠ざかる あなたにあげた 夜をかえして 港 港 函館 通り雨”

はじめの一節 ”背のびして見る” という表現に痛く感動したことを覚えている。後で知るのだが、なかにし礼さんは北海道で幼少の一時期を過ごされたとのこと。北海道から本土を見るのに、函館山から「背のび」しなくても見える本土に、なにかを感じて書いたのかもしれない。

この歌のもう一つ、北から南に歌われてきた港は、最後は鹿児島で終わっていること。沖縄はない。

”女心の 残り火は 燃えて身をやく 桜島 ここは鹿児島 旅路の果てか 港 港町ブルースよ”

すでに沖縄を日本に返還するよう、日米で煮詰まっていたときのこと。沖縄では、独立か日本に帰属するかが熱く語られていたようだ。決定とともに沖縄返還の大きな事業の一つ、「沖縄海洋博覧会」の企画が始まり、私はその計画に参加、車で右側通行の道路を走り、1$のステーキランチを食した(当時は街中でもドルが使えた)。東シナ海は私のテーマになり、やがて東アジアへと、南へ南へ興味は移っていく。

六十年代、私のおもいはみなこのころにはじまったように思える。エッ?今の生き方と繋がらない?いや生き様は変っていないのです。

Wednesday, December 14, 2005

[農暦11月13日] 朝霜

[農暦] 11月13日 [月齢] 12.7 十三夜月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

昨夜、土間においてある猫の水飲み場の水を補充しました。土間の蛇口をひねると、シャーベット状になった水が出てきました。キーンとした寒さです。

朝、庭先のデッキテーブルでは、磁器製の灰皿に朝霜がびっしり、爪で掻くとガリガリ音がします。本格的な冬です。辺りの樹木も葉を落としています。厳しい寒さは続くようです。

今日は朝から国会中継を見ています。建物の耐震偽造問題の件です。質問に立つ議員の質疑能力の違いがすごく目立っていますね。

Tuesday, December 13, 2005

[農暦11月12日] 桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿

[農暦] 11月12日 [月齢] 11.7 宵月 [潮汐] 若潮 [勝間の天気] 快晴
梅の枝が縦に伸びきってしまいました。部落の人がアトリエにやってきては、枝を切れきれとせっつきます。その度に「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われてました。ここにきてようやっと枝落としです。思い切って剪定を深くしました。一寸梅をいじめます。来年の梅の実を期待してです。今年の梅の実は、梅干し、梅酒、梅ジャムと食卓を愉しくしてくれました。感謝です。

体中が痛くなり、日も落ちたので作業を終えます。東の空に満月間近な月が出ていました。携帯を手に、ナイトモードでシャッターを押します。一寸ピンぼけでした。

Monday, December 12, 2005

[農暦11月11日] 手のかかる猫・II

[農暦] 11月11日 [月齢] 10.7 宵月 [潮汐] 長潮 [勝間の天気] 快晴

予報に反して快晴、今は南西の空に宵の明星がやけに明るいのです。しかし、日が落ち、寒さが厳しいのです。

アトリエにはなんにでも興味を示す雄猫が一匹おりますが、示す際に鼻を押しつける、おかげでいつも鼻の周りが汚れている。おかげで鼻くそを取ってあげることが日課になってきました。彼もそれを知っていてか、汚しては私に近づき、訴える眼差しを投げかけ、おとなしくしています。

今日の夕方、彼が戻ると、なんと鼻の周りに黒い斑点が。ギョッとしましたが、すぐに気がつきました。畑で燃やした枯草の山に鼻を突っ込んだのでしょう。写真のかしこまった目つきがいいのです。

Saturday, December 10, 2005

[農暦11月9日] 今日は三億円事件の日

[農暦] 11月9日 [月齢] 8.75 九夜月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 快晴

西目の林檎を畑に出ていた隣のばっちゃんにおっそ分けしたところ、今日、お返しがありました。白菜の漬け物と里芋。白菜はおっそ分けしたときに「持ってけ」と言われたものの、手に負えないと思ったのか、一夜漬けと相成りました。あっさりとした柔らかい白菜です。一寸物足りなかったので、柚子の皮と林檎の実と唐辛子を少し加えてみます。

夕方、akiさんよりskypeがありました。35年前の今日、三億円事件が起きた日であり、その時のことを覚えているか?と。もちろん覚えています。akiさんのblogに 「雨の追憶-図説三億円事件」という本と話が紹介されています。コメントを書き込みました。

Friday, December 9, 2005

[農暦11月8日] 着陸進路

[農暦] 11月8日 [月齢] 7.78 宵月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 快晴

今日も快晴、昨日より風がわずかですが強いようです。夜空の宵月がとても寒そう。

冬場の風の強い日、羽田国際空港に向かう旅客機が勝間上空あたりを通り過ぎていきます。風向きなどによって使用する滑走路と着陸帯が設定されているはずです。どの程度の幅なのか、勝間がどこに位置しているのかは分かりません。

主に南から進入してきます。夕方の便の多いときは、二分間隔ぐらいで次から次に旅客機が現れます。見ていると退屈しません。わずかに聞こえるジェットエンジンの音と、金色に輝く姿が美しい。ときには突然裏山から南へ航路を取るときもあります。離陸便でしょうか。この写真がそうです。

Thursday, December 8, 2005

[農暦11月7日] ド快晴!

[農暦] 11月7日 [月齢] 6.67 弓張り月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

ド快晴です。空が青いのがよくわかりますね。しかし、深い青ではないのです。空気中になにかが漂っているんでしょう。中央アジアの砂漠地帯では、200キロ先の人間が見える、と言ったとあるパフォーマーがいましたが、勝間の青さでは全く無理ですね。(直接聞きました。東京から名古屋の距離ですよ、本当なんでしょうか。)

Wednesday, December 7, 2005

[農暦11月6日] Tabasco

[農暦] 11月6日 [月齢] 5.74 夕月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

タバスコを切らしたので近くのヤマヤで購入します。ヤマヤさん、エスニック商品を数多く並べており、よく覗きます。ラバッツァの挽いたエスプレッソ・コーヒー、ポリッシュ・ウオッカのズブロッカ、ガーリック・クッキーなどをここで手に入れます。期限切れを狙ってのクリーム・チーズなぞ破格値です。

香辛料大好き人間ですので、胡椒や唐辛子、ニンニクやタバスコは切らさないようにしています。タバスコの瓶を入れた箱にチラシが入っていました。Chipotle Tabasco Sauce、スモーク風味に辛みが絶妙とか。一度試してみなければ・・・

Tuesday, December 6, 2005

[農暦11月5日] 猫、木に登る

[農暦] 11月5日 [月齢] 4.89 夕月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 晴れ

訳の分からない行動にでるのが猫。夕方の散歩でも、突然コブシの木に駆け上ります。理由などないのでしょうが、しばしば見る光景ですから、きっと猫の世界では当たり前のことでしょう。

種が違い、族が違い、国も違えば訳の分からないことにも出会う、このところの世界を見てみると、そんなことがとても多い。しかし、わたしは猫とうまく付き合っています。腹立たしいこともときとして起きる、猫もわたしにくってかかる、それも一時、夜中には添い寝しております。

Monday, December 5, 2005

[農暦11月4日] 夕焼けの紅葉

[農暦] 11月4日 [月齢] 3.83 夕月 [潮汐] 中潮 [勝間の天気] 快晴

昨日の薄暗く、薄ら寒く、憂鬱な雨模様と違って、今日は快晴です。車と電車を乗り継ぎ、千葉へ出かけてきました。あれこれ用を足し、用の足りなかったエスプレッソ・メーカーのペーパーフィルター購入だけを残し、アトリエの坂を上って戻ってきました。

栗林の木立の間から、真っ赤に色づいた裏山の雑木林が見えます。夕日が紅葉した雑木林をことさら引き立てていました。おもわず車から降りてシャッターを切ります。長い間滞在していても見たことのないほどの赤色でした。

Saturday, December 3, 2005

[農暦11月2日] 西目の林檎

[農暦] 11月2日 [月齢] 1.53 二日月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 曇り
山形の県境に近い秋田県西目の林檎が届いた。届けてくれたのは、近隣の宅配を請け負っているおばあちゃん。軽自動車で走り回っている。県道が渋滞しているのは、たいがいおばあちゃんの車が先頭にいるから。地元の人は慣れっこだが、他の人は追い抜いていく。

林檎が届くのはあらかじめ連絡が来ていました。おばあちゃんが重そうに縁側まで運んでくれます。その場で箱を開け、「ばっちゃんとこ、家族何人?」と聞く、「二人だよ」。これ持ってって、とビニール袋におっそ分けをする。ばっちゃん、顔のしわを倍にして「おんりゃ、正月がきちまった」。

写真は開けたばかりの箱ですが、空きが見えるのはばっちゃんの手元に。この林檎、すくなからずのお話があります・・・

林檎を贈ってくれたのは、昔わたしの事務所にいたスタッフ。今は家族で秋田で生活しています。なにかと気を利かせていただき、地元の、地元にしかない産品を贈ってくれます。

お礼のメールにたいして・・・

「昨年は台風塩害で実らず不作
今年は狂い咲で実らず不作
2年続きでりんご農家は泣いた。
(息子)の友達の祖父母が大事に育てたりんご
「実りが小さいから贈れない」と断られた
どうしても贈りたいとお願いして
「こんなのでいいのなら」と言って了承してくれた。
『来年は自慢のりんごで贈らせる』と言われた。
・・・」

いくら小玉な林檎でも味はよし、味がよければすべてよしです。西目のじっちゃんばっちゃんに感謝です。それに無理にでも説得して送ってくれた彼女に感謝です。

彼女の他に、西目から東京に出てきた友人がいました。十年来、一緒に仕事や旅やと充実したつきあいをしていました。その彼、このところ連絡がありません。なにか事情でもあるのでしょうか、懐かしさが増す今日この頃なのですが。 

Friday, December 2, 2005

[農暦11月1日] 裏山の雑木

[農暦] 11月1日 [月齢] 0.67 新月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 曇り

薄ら寒い一日です。アトリエ周辺の樹木、紅葉を終えて落ち葉へと移ろっています。

裏山の雑木ですが、手入れがされていないため、勝手気ままに大きくなってしまいました。昔は雑木に手を入れ、炭にしたり薪にしたりと、適当に切り倒されました。このまま放っておくと危ない、隣のばっちゃんが切り倒せといいます。素人には手に負えません。手間がかかるだろうと心配したりします。

Thursday, December 1, 2005

[農暦10月30日] 胡椒

[農暦] 10月30日 [月齢] 29.5 晦日月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 薄曇り

台北では胡椒売りが住宅の戸を叩くといいます。台湾にやってきたベトナム系中国人のおばさんだそうです。今年の春に分けていただき、その味に感動したものです。胡椒、今まではお店の棚に並んでいたものを入手していましたが、胡椒売りのおばさんがその場でブレンドしてくれた味には遠く及びません。そう、胡椒はブレンドが決め手なのです。

わたしは魚料理に胡椒は使いませんが、肉料理には欠かせません。ほとんど口にすることのない牛さんを食するときなぞなおさらです。変なソースなぞぶっかけた牛さんのステーキはご遠慮したい。ミディアムレアでも牛さんの肉汁は甘ったるい。その際は胡椒がいちばんです。お店はもっと胡椒に注意を払って欲しいものです。

[台湾土産にいただいた胡椒。黒・白・赤胡椒にグリーンペパー、後はどうブレンドするか、料理のマニュアル通りにはしない、絶妙にブレンドしたい]