Saturday, March 11, 2006

[勝間通信] 畑の土起し

[農暦] 2月12日 [月齢] 11.5 宵月 [潮汐] 若潮 [勝間の天気] 曇り

穏やかで暖かい。部落のあちこちからいろいろな音が聞こえてくる。草刈りの音、どこか家の手直しの音、ブルが畑の土を起こす音。これからが本格的な畑の地ならしの時期です。私も遅まきながら畑に出てジャガイモ畑の準備をしました。雑草の地中茎が至る所で絡まっていました。おかげで鍬が入りません。疲れ切ります。

繁く休みながら作業をしていると、私をなぞるようにシジュウカラが飛び回ります。雑木の枝から枝へ、チーチーチージュジュなど訳のわからない声で鳴いています。見とれ聞き惚れていました。そうこうしていると、鍬の脇からまだ幼いアカガエルが素早く逃げていきました。捕らえて写真に。これはニホンアカガエルらしい。かなりいやがっていました。

下の畑ではばっちゃんが豆の囲いを設えています。細い荒縄で枯れ枝と竹を止めていきます。縛り方に特徴があるので聞いてみると、生け垣など結び目を体裁よく見せる結び方だそうです。玉結びでいいのに、ちょっとした手を加えていたのがとても微笑ましかった。とても幸せを感じた一日でした。

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