Tuesday, November 29, 2005

[農暦10月28日] 家にまつわる三つの点景

・年の瀬を迎え、郵便受けに喪中はがきを目にすることが多くなりました。その中に一枚、台湾の取材に同行したことのある方からのものです。お父上が六十歳で永眠されたと記されてあります。若くしてお亡くなりになったことを知りました。

早速お悔やみのメールをさし上げたところ、「・・・父は自然が大好きな人で、退職したら富士山の見える山荘で農業しながら過ごしたいとしきりに言っていて、それを私が設計する、という目標がありました・・・」との返信です。ご冥福をお祈りします。

・海辺のおんぼろな家を建て替えたい、余命四ヶ月と知った建築モデル制作者が願った映画を、昨夜のテレビで放映していました。「海辺の家」、原題は「Life as a House」。バラバラになった夫婦と子供が、家を建て替てかえる過程(セルフビルドです)で最後に一つになる、とても涙のお話です。昼間届いた喪中はがきを思い出してしまいました(映画の話とは内容は全く違います)。

[写真は、蓑虫が廊下のガラス戸を、巣を背負いながら冬を越す場所を探している姿です] 

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