Friday, November 11, 2005

[農暦10月10日] 都会のゴミ回収所

[農暦] 10月10日 [月齢] 9.08 宵月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 曇り

先日の下町探訪で多くの話題が集まりました。大通りの歩道際、ゴミ回収に出された籐編みのバッグもその一つです。

人通りが途絶えかけた夜の大通り、三河島駅のガード下を鶯谷に向かって今日の主役三人が歩いていると、突然にshinさんが立ち止まり、積まれたゴミの山を指さしています。見た目にもまだ綺麗で使うに耐えられそうな籐編みのバッグでした・・・
何を思ったかshinさん、これはわたくしブリキ猫が持つのに相応しいと考えたのか、「おまえもってけ」です。わたしも気に入りました。手に提げて打ち上げのそば屋に持ち込みます。みなの目の前で開けてみます。気分は一寸後ろめたく、何かのぞきをしているかのようです。
表面は綺麗でしたが、なかはもっと綺麗で整然とものが入れられています。シングルCD。三十枚ほどのCDでした。古くは酒井法子や工藤静香、そしてV6・・・。持ち主は女性でしょう。内張の布はピンク、柄はミッキーマウス。年齢は?どんな生活をしていたの?ゴミにしたわけは?
時として思わぬ拾い物に出くわすゴミ回収所ですが、記憶の詰まったものが棄てられ、それを見てしまうと、一寸感じるものがあります。それでもわたしはこの籐バックを手に帰路につきました。その姿を見ていたshinさんとkomachiさん、わたしにぴったりだと言います。次回の会合にはこの姿で参加しろとも。JiJiブリキ猫はいったいどう見られているのか、参りますね。

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