Sunday, April 16, 2006

[勝間通信] 椎名町界隈-3

[農暦] 3月19日 [月齢] 17.3 寝待月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 曇り

西池袋マートの近くで風呂屋の煙突を見つけました。煙がたちのぼり、風に流されています。手書きの看板には、薪で焚く柔らかいお湯の銭湯と記されています。まもなく三時、風呂屋の始まりの時間です。銭湯の前にご婦人方が三人、手桶を抱えて一番湯を待っていました。

同行四人のうち三人がラグビー部員だったこともあり、試合の後に泥だらけな体で入った銭湯の話が自然とでてきました。界隈の、戦前を思わせる数少ない風景の一つかもしれません。

幼少の頃、東京三田に住んでいたときのことです。家に風呂があったにもかかわらず、銭湯にしばしば行ってます。一つの理由は友人と一緒に風呂屋に出かけること、夜の遊びの一つです。もう一つは、入浴料が子供十円、それを手に番台の目を盗んで入り込み、銭湯を出るとそこに待っているのが焼き芋屋、一本十円の焼き芋を口にしたかったので銭湯に行っていたのでしょう。

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