Wednesday, October 19, 2005

[農暦9月17日] 「雨読」の秋

[農暦] 9月17日 [月齢] 15.6 立待月 [潮汐] 大潮 [勝間の天気] 晴れ

天気が崩れ、雨が続き、気温が下がることの多いこのところの天候、おかげで「晴耕」はお預け、「雨読」の日々です。

出かけたときの電車の中で、歯医者の待合室で、食事の後のひとときに、手元にはいつも電子文庫が読める準備をしていました。携帯電話で、PDAで、PCで、とぎれとぎれになっていた「大菩薩峠」を丁度半分、読み終えました。

それにしてもこの「大菩薩峠」、かなり偏屈な登場人物と話の展開。このことについて友人の物書きさんに聞いたことがあります。彼曰く、「中里介山は大逆事件(1910)をきっかけに書き出したのではないか」と、また「オームの犯罪から、まだ昭和の「大菩薩峠」は書かれていない」と。「大菩薩峠」は1913年から書き始められ、30年間続きましたが、未完で終わっています。十分読み応えあります。

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