[農暦] 7月2日 [新暦] 8月17日 [月齢] 1.46 (二日月) (大潮) 曇り時々雨
四十年近く前、南総江見漁港近くで親戚の別荘を設計しました。校倉造を現代に蘇らせようと意気盛んだった、宮大工大文さんにそそのかされ、六寸三寸の杉の
ムク材で組み立てたものです。海に向かって立ち上がる壁、出の少ない屋根庇、さすがのムク材も吹き付ける海風、壁をたたく雨で組み合わせ部分が腐食し始め
ました。点検をしてほしいという親戚の要望で見に行くことにします・・・
外房線と内房線が交互に乗り入れる南総江見駅、ここで工務店の人を待ちます。ささやかな広さの駅前広場も、旧盆過ぎのためか閑散としていました。外房・内房
二つの車両はここですれ違いをします。昼下がり、駅舎のベンチで待つ私の前を横切った人は、乗る人一人、降りてきた人二人。釣り船と海水浴の賑わいはすで
に見当たりませんでした。
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