Sunday, August 29, 2004

[農暦7月14日] 勝間の室内は薄暗い

[農暦] 7月14日 [新暦] 8月27日 [月齢] 13.5 (待宵月) (大潮) 雨

夜空が晴れわたっていれば、勝間では十四番目の月が見れたのですが・・・一日秋雨、最も満ち満ちた中秋の名月はお預けです。
アトリエの居間に灯りはスタンドが三つ、訪れる人から薄暗いと不評を買っています。しかしここでの生活ではこれで十分です・・・

[勝間のデザイン言語] 居間の照明は照度を落としている。仕事場との雰囲気の違いが必要だからだ。天井面にはない。床置きのスタンドとテレビ横の小さな 照明は、イサム・ノグチの竹と和紙でデザインされたもの。二年もすると和紙が熱で変色して黄味を帯びてくる。私は三年ごとにシェードを交換している。買い 換えなければならないことに異議を立てる人もいるが、木と土とい草でできている室内に合っている。

食事のテーブルには天井吊の照明器具もいい。アトリエの居間では、読書を考えて蛍光灯のスタンドにしている。部屋全体を明るくしないのは伝統に準じたもの。電灯を天井に取り付ける習慣は、ランプが導入された後のこと。座敷の生活では、天井が明るい必要もなかったのだろう。

蛍光灯は明るく寿命が長い、それに反して白熱灯は同じワット数で比較すると暗くそのくせ切れやすい。しかし色温度が二つは異なるため、使い分けを心がけている。落ち着いた温かみのある雰囲気は白熱灯が表現しやすい。 

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