Monday, October 15, 2001

[勝間通信」 勝間の竹炭、海を渡る

 小学時代の友人は今、合衆国の西海岸メキシコ国境の町サンディエゴでスーパーのチェーン店を経営している。NIJIYAといえばご存じの方もいることでしょう。先週突然に勝間を訪れて、前回もらった竹の炭を店で売りたいといいます。日本のような、湿潤な環境で炭が使われるのと、乾燥したサンディエゴあたりでは売り方が違うわけです。しかし、当地では信じられないような値段で炭が売られているそうです。

 勿論中国産の安いものも出回っているそうですが、これは確かに質が悪い。勝間の竹炭は触っても粉が手に着いてこない。何かが違うから商売になるかも知れない、友人は考えたわけです。

 勝間には二人、炭焼きがいます。どちらの方も最近炭を焼き始めたばかりです。面白そうだと暇を見つけて窯をつくり、勝間一帯に自生する竹を炭にしていました。まあ、これがなかなかうまくいかない、生焼きだったり焼きすぎたりといい加減さが分からない。そうこうしているうちに本業が忙しくなりお二方、ほっぽっていました。

 国境の町で竹炭を売る、お一方が話に乗ってきました。さっそく試し焼きをして見本の出荷をすることになったのです。製品保証は勝間で、どう売るかは海の向こうで考えることになりました。楽しみな話です。

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