Monday, February 12, 2001

[勝間通信」 春が山から下りてきたはずだったのですが・・・

 2月4日は立春、勝間の乾いた色合いが急に変わり始めました。薄緑色が加わったのです。それに蕾だった梅が一輪ついに開きました。目に見えて春がやってきたのがわかります。

 勝間の棚田では、春は他でも知ることができます。毎年今頃、裏山の奥から鵞鳥の群のような鳴き声が始まると春なのです。一晩かけてこの鳴き声は山を下りてきて、まだ冷たい田圃の中で消えます。春がエルの求愛の音です。朝早く、蛙の群はまた山に戻っていきます。平穏な風景の中に、田圃には数多くの卵が残されます。

 ところが今年はどうでしょう。立春の翌日に聴いたラブソングは、その日の夜の雪とともに今日まで聞こえてきません。彼らはまた地中に戻ってしまったのでしょうか。

・勝間アトリエの気温変化を掲載します 
 
今回から、勝間アトリエの気温変化を載せることにしました。
左側のレベルが室内、青の棒グラフがその日の最高気温です。右側のレベルが屋外、赤の棒グラフで表されています。2月2日、立春の前が寒かったですね。ほぼ2.5度でした。屋外の測定器は、北側屋根庇裏に設置しています。日に当たることはありません。屋内は北側6畳、暖房はしていません。寝室に使っています。

 気温の他に、湿度・風向・風速・風力・気圧・降水量が測定できます。特徴がでたときには、ご紹介していきたいと思います。

赤:屋外(右) 青:屋内(左)

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