[農暦] 8月24日 [月齢] 22.9 有明月 [潮汐] 小潮 [勝間の天気] 曇り
勝間アトリエは三方を雑木と竹林に囲まれ、西に向かって棚田の下がる、いわゆる谷津地の一番上に位置しています。市役所にある昭和三十年代からの市原市の航空写真を見ると、ここはまったくの地山ではなさそうです。山を削って田畑を広げています。地震や風水害には強いのでしょうか。
昨日の日経新聞から。「災害対策に欠けたもの」(インタビュー・領空侵犯)山折哲雄氏(宗教学者)の記事・・・
[記事の部分を撮影しようとしましたが、いつものごとく猫にじゃまされてしまいました]
よく日経から引用するのは、記事に癖がない(と思っている)からです。政治的な偏りも少ない(と思っている)からです。
・日本の地震対策が地震予知よりも、地震発生後の被害を最小限にとどめる「減災」対策と言い始めたのは重要な転換です・・・
・(災害時に)いかに生き残るかの一辺倒では選別の問題になる。米国のハリケーンで歴然としたでしょう・・・
・何もかも人災だ、国が悪い、行政のせいだ、と言い続けてきた時代もあるが、それでは自然に対する理解は深まりません・・・
わたしの感想
ある構造設計者がわたしに話してくれました。「地面から下のことなんて分かりゃしないよ」。上部構造がいくらしっかりしていても、(所詮)地中(自然)を補強することはできない。できることはその土地の性格を読み解くこと、読み解いた中で最良の建物の規模を選択すること、なんでしょうか。
で、勝間アトリエは・・・分かりません。古い木造平屋建の農家です。地震に強いとは思えませんが、屋根は瓦でないのでべったりと潰れることはないかと。基礎は独立基礎ですから、地震では基礎からずれてしまうでしょう。でも、その分地震のエネルギーは伝わりにくいでしょう。損傷は受けますが、倒壊はないかも。「減災」ということでしょうか。
結局ここでは特別な災害対策はしていません。自然環境を読み込んで生活しているつもりです。これも一つのKATSUMA Styleだと(勝手に)決めつけています。
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