「猫びより」という雑誌の編集者のKねーさんから連絡がはいりました。頁が埋まらないので取材に行きたいと。「猫といっしょの田舎暮らし」という特集ですから断る理由はありません。
おいでになったときは快晴の勝間、取材時間はほんの一時間程度でしょうか。残りは昨年切り倒したまま放置されていた孟宗竹を畑に積み上げること、家の脇にある隣部落に続く小道の草刈を手伝っていただきました。お聞きしてみると、このような肉体労働は初めてだそうです。感謝です。
彼女と話をして気がついたのが勝間に移り住んで7年目を迎えていたこと。思いを込めて住みはじめてみたものの、まだその一端も実現できていないこと。
・「晴耕雨読」・・・
「晴耕」は肉体の鍛錬、「雨読」は思考回路の活性化ですよね。これはかなり厳しい。年とともに両立は困難に。
・「自給自足」・・・
自分が食するものは自分で作る、不足しているものは育てて賄う、必要なら採取する。昭和30年代までの日本の農村を思い浮かべればいいのですが、ひとつの屋根の下の大家族も地域共同体が希薄になっている今の日本、これも難しい。
・「地産地消」・・・
「地元で生産、地元で消費」、どこまで実現できるのかもっとも興味深いことなのですが、当然一人では家族では不可能です。最低でも部落単位で考えるもの。「晴耕雨読」と「自給自足」は個人の問題ですが、「地産地消」は意思を共有する集まりが必要です。
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